もう、だいぶ前(8年位)ですが、イギリスに旅行に行ったときの感想を書きたいと思います。
まだ、ヨーロッパに行かれたことがない方に、現地での写真、感想等をお伝えできればと思います、、といいつつ、最近ブログを始めたので、思い出として残したいな、という気持ちも正直ありますね(笑)。
同時にフランスにも行ったですが、これが初めて海外旅行でした。海外旅行は、まず最初は歴史あるヨーロッパに行こうと思っていましたので。
また、この時は、ヴァージン・アトランティック航空というイギリスの航空会社の飛行機で行ったのですが、エコノミークラスにもかかわらず、なんだか他の航空会社よりも少し座席が広く感じられたのと、設備(ビデオやアメニティ)が良かったので、すごく良い印象が残っています。
ちなみに、ヴァージン・アトランティック航空のリチャード・ブランソン会長は非常にユニークな方です。最初は、趣味で始めた中古レコードの通信販売で成功し、その後、音楽ショップを世界中に展開、そして、なんと航空会社を設立。
その後、冒険家としても活動する等、つきぬけた感じの経営者です。そして、「ナイト」の称号をお持ちです。日本語に訳された著作もありますので機会があればぜひどうぞ。
なお、ヴァージン・アトランティック航空は、現在は日本(成田)とヨーロッパの直行便はなくなってしまったと思いますので、非常に残念ですね。。
イギリス旅行について
海外に行くのであれば、まずはイギリス、フランス、ドイツあたりかな、、と思っていました。まあ、単純に著名な国で、、というだけですね。
で、初めてだったので、ツアーを探したところ、イギリス、フランス両方を1週間で行けるものを見つけたので、それに決めました。なお、フランス旅行の記事は別記で書いております。
ドイツだと、他の国に行けない感じのスケジュールだったのと、私の知識では、著名な観光場所が思いつかなかったのですよね。。ビールや食べ物もおいしそうで、ドイツ車は好きなのですが(笑)。
また、勉強が好きではなかった私も、イギリスは世界中を席巻した大英帝国、産業革命、格式があり洗練された国、アーサー王伝説、と歴史の教科書での、一般的な知識が多かったことから、ヨーロッパで行くならぜひ行ってみたい国でしたので、外せなかったというものあります。
そして、ヨーロッパでは日本から一番遠い感じですよね。なので一番遠いところから制覇しようという気持ちもありました。
ちなみに、当時の私はあまり英語に自身がはなく(今より、だいぶ怖いもの知らずだったとは思いますが。)小心者なので、HISの添乗員さんが一緒に同行してくれるツアーで行きました。
これは、添乗員さんが、出国から一緒に同行し、現地でも同じホテルに滞在して、フォローしてくれるので、海外旅行に慣れていない方には非常に助かると思います。
入国審査や、海外での飛行機の乗り継ぎ、現地の交通機関での移動は、初めての時から全部自分でやると結構プレッシャーがあると思いますよ。慣れくると、大したことはないのですけどね。
なお、現地での行動(ホテル到着後)は基本的に自由行動(1~3日間)ですので、行きたいところに自由に行けます。逆にいうと、すべてを用意してくれているわけではないので、事前に、ある程度は自分で行きたい場所や、所要時間、ルート、交通機関を調べておく必要があります。
また、現地での個別のツアーも旅行予約時に予約できますので、都心から離れた名所に行きたい場合には、ツアーを予約しておいたほうが便利です。私はストーンヘンジを観てみたかったのですが、ロンドン市街から少し距離があったのでツアー(バス)で行きました。
ちなみに、記事ですが、文字で説明するよりも、写真の方が伝わりやすいと思いますので、今回は写真をメインにしております。なお、カメラにこだわっていないのと、結構前の写真なので粗い点はご容赦ください。正直、今までこれらの写真をよく保存していたな~と思っています。
余談ですが、最近の海外旅行は諸事情により(笑)、近場(グアム、マレーシア、シンガポール、ベトナム)なのですが、やはり一度はヨーロッパに行くことをお勧めします。日本とはまったく異なる石を基礎とした重厚な雰囲気の建物等は、本当に一見の価値ありです!!
訪問した場所
イギリスで訪問した場所ですが、ロンドン市内観光(バッキンガム宮殿、ビッグベン、百貨店のハロッズ、ウィンブルドンテニスコート)、大英博物館、テムズ川でのナイトクルーズ、バース(温泉のある街)とストーンヘッジを見に行きました。本当は、北部の湖水地方にも行ってみたかったのですが、時間的にそこまでは無理でした。。
ちなみに、交通機関は地下鉄とバスを利用しました。結構簡単に使えて便利です。
私が訪問した時にも新しい駅を建設中でしたので、現在はもっと利便性が良くなっているでしょう。そして、なんといっても今はスマホがありますからね。
大英博物館
これは、今回のイギリス旅行の主目的でもありました。
大英博物館は世界最大の博物館の一つですし、なんといっても大英帝国時代に、世界中からお宝や美術品等を集めているのですから、イギリスに行ったらこれを見ないわけにはいきません。ロゼッタ・ストーンとか、、期待は膨らみます。
大英博物館の、正面からの写真がこちらです。
現地ではツアーは関係なく、単独行動だったのですが日本人の方も結構見かけましたね。
ロゼッタ・ストーンです。ただ、これが本物だったかどうかは忘れました、すみません。たしか、もう一つレプリカも置いてあります。硬化ガラスで保護されているので、こちらが本物の方だったと思いますが。
ちなみに、これ以外にも写真を沢山撮ったのですが、このときは、「これ(作品)を背景にして自分の写真をとってください!」と現地の方にたくさんお願いして、ほとんどすべての写真に自分が写っているので、はずかしくて、この記事で掲載できるものがほとんどありません。。今から思うと、本当にずうずうしいやつですね、そして恥ずかしい。。
現地駐在員風の、仕事できそうで、きれいなお姉さん(日本人)に、もう少し周りに気を使ってほしいな~、みたいな感じでやさしく注意されたのが、今でも記憶に残っています。お姉さん、、僕は今でも反省してますよ(笑)。
ストーンヘンジ
有名な、ナゾの巨石建造物ですよね。これもぜひ見たかったものでした。なんといっても教科書に登場してましたからね。
いざ、現地に近づいてくると、いよいよあの歴史的な史跡を観れるのか!と期待は膨らむばかりだったのですが、実際到着してみると、え、あれがそう?みたいな。
草原に、ぽつりとあります。周りには何にもなく、草原があるだけ、、ほんと、なんで、こんなところに作ったのでしょうね。
しかし、近くにいくと結構大きい石だとわかります。
当然、石に触ったり、乗れるわけはなく、定められたルートを歩きながら見学します。
しばらくすると、いきなりすごい雨が降ってきました。このあたりの天候は変わりやすいとか。。
近くにいたお姉さん(現地の方)にいいところ(英国なので紳士に!)をみせようと傘に入れてあげたら、傘が小さいのに強い横風が吹いて傘の骨が折れて、二人共ずぶ濡れに。。お姉さんも「Oh~」みたいな感じに。。
さらに、持って行った携帯電話にもなぜか浸水、、もう大変。。
写真ではわかりずらいですが、すごい雨が降っています。
しかも、帰りのバスで、運転手が窓が曇るとかいって、暖房をつけれくれず、ほんと寒かった。。みんな凍えてました(笑)。
という、あっさりとしているけど、ハードな?見学になりました。
あ~、これでツアーももう終わりか、、なんて気持ちで次のバースの街に。
バース(温泉の街)
ここは、ストーンヘンジを見に行くツアーに含まれていたところですね。
意図せずして、たまたま訪れたという感じです。
しかし、この町は実は結構有名で、イギリスでも有数の観光地であり、世界遺産にも登録されているということを、後で知りました!
ツアーとしては、ストーンヘンジの方が、おまけ的なものだったのかどうかは知りませんが、私としてはラッキーでした。
ちなみに地名のバースは、英語のBath(風呂)の語源にもなったとか(Wikiでは俗説と書いてありましたが)。そんなことも知らないで、ストーンヘンジばかり気にして、ツアーに申し込んでいたんですよ。。嬉しい誤算でした。
そして、なにも知らなかった私でも、一目で、これはすごい建造物だと思ったのがこれです。
「バース修道院」です。
さきほどの雨も止んで、虹がでていました。
街に太陽の光がうっすら差し込んできて、すこし黄色い感じの色が多い街の建物に当たっていて、全体的に荘厳にみえるのですよね。そして、バース修道院は、その中でいかにも街のシンボルといった貫禄でした。 そして、この修道院も、ほんとお城って感じでなのですよね。
少し近くで、
さらに、近くで(笑)。すごい重厚な感じです。
なにも知らなくても、これはすごいものに違いない、と思わせる風格があります。
ただ、このときは、すごい建物だな~、と思いつつも、すぐに温泉跡地に行ってしまい、建物の中に入らなかったのですが、建物の中は本当に美しいステンドガラスがあり、見ごたえ十分のようです。
この写真に写っている建物の黒い部分がステンドグラスになっていて、裏側(建物の内側)は、太陽の光で照らされた美しい巨大なステンドガラスでした。(現物ではなく、他の方のブログの写真で見ました。。残念、、実物見たかった。。)
そして、これが温泉跡地ですね。でも、本当に温泉がでてました。ストーンヘンジでずぶ濡れだったので、入りたかったのですが、、残念。
湯気もでていて、いい湯加減そうですよね~。
別の角度から。このまま入りたい。。
なぜか、コインを入れる池?もありました。御利益があるとかないとか。
写真で、キラキラ光っているのがコインで、結構入ってました。
私は、池にお金を入れるのは違和感があったので入れませんでした。
やはり、日本人はお賽銭箱ですよね(笑)。
そして、建物の奥にはローマにもあったような?ナゾのものが。。
まあ、でもきっと違うものですね(笑)。
ソールズベリ大聖堂
これもストーンヘンジのツアーに含まれていた場所です。先ほどの、バースの街同様に、意図せず、たまたま訪問したのですが、歴史もあり、すごい重厚な建物でした。また、建物の中の造りや装飾も大変素晴らしいです。
この聖堂もそうなのですが、イギリスの聖堂は本当に重厚な造りなのですよね。日本の木造の建造物が非常に機能的で簡素に作られているの対して、本当に重厚なつくりで、圧倒されるのですよね。お城という感じですかね。。
後ろからみたところです。
修理中のようですね。10年後の今はどうなっているのだろう(笑)。
ちなみに、中はこんな感じです。
なんというか、本当に重厚な石造りなのですよね。
そして、曲線も美しい。なんで石をあんなに滑らかに加工できるのだろう。
違う方向をみると。結構、奥行のある建物ですね。
天井にも装飾が施されています。この建物そのものが芸術品ですね。
真下から見た天井です。
描くのも大変だったでしょうね。
ちなみに、美しいステンドガラスもありました。ほんと、芸術作品です。
また、この写真以外にも、小さい礼拝堂のようなところに、特徴的な青みのある素晴らしいステンドガラスがあったのですが、撮影はダメですとのことでした。。写真でお見せできなくて残念。。
これも、
これも、、、ほんとに綺麗ですよね!
天井の造りといい、どれだけの職人さんと年月を要したのでしょうね。
ほんと、信仰の力というのはすごいと思います。
外には、不思議な感じの庭が。
どうぞ、ご自由に入ってくださいとありますが、どうやら墓地のようですね。
厳かな雰囲気で、誰もいませんでした。
近くの町です。おなかが空いたので、食事をしました。
お店の中です。
この、素朴な雰囲気がよいのですよね。
あったかい部屋で、ゆっくり食事です。
デザートです。美味しそうでしょ?
テムズ川(ナイトクルーズ)
ロンドン市内もいろいろ観ました。時計台(ビッグベン)や、当時はテニスにはまっていたので、ウィンブルドンテニスコートを観たり(といっても外から見ただけですが)しましたが、記憶に残っているのは、テムズ川のナイトクルーズです。
これもツアーというか、現地で直接申し込んだものですね。
夜景は本当に綺麗でした、また、船上から、ライトアップされたビッグベンや、タワーブリッジ、ロンドン金融街のビル群を近くからみることができました。
ところで、夜景も非常に綺麗でだったのですが、もう一つ印象に残っているのは、船内でのダンスでしたね。このナイトクルーズは現地の方はご年配の方が多かったのですが、食事中に流れていた、ゆったりとしたライブ演奏が、しばらくして急にアクティブな音調が変わり、それに合わせて大勢が席から飛び出して、すごい勢いで踊りはじめたのはびっくりでした。ほんとご年配とは思えない動きで、もう、あっけにとられて呆然としてました。。
日本だと、ご年配の方は、のんびりじっとしているという印象がありますが、ここではほんとにアクティブな感じで、ホントに人生を楽しんでいるなぁ~、という感じでした。まあ、若いころからの練習や習慣等もあるのでしょうけど。。自分の先入観が一瞬で崩壊したので、鮮明に記憶に残っています(笑)。
ちなみに、食事の写真です。パンのお替りは自由でした(笑)。
結構緊張しながら、食べていたと思います(笑)。
席からの撮った窓の外の写真です。
なお、写真右手の船内中心近くは結構な人数の方々でひしめいています。
初老の方が、ライブで演奏がされていて、雰囲気が良かったですね。
しばらくすると、ライトアップされたタワーブリッジが見えてきました。
近くからみると、本当に重厚な石造りですね。
そして、またしばらくすると、時計台(ビッグベン)が見えてきました。
ほんと、初めてのロンドンでこのような夜景を観れたことは幸運です。
また、川沿いの、ほかの建物もライトアップされていました。
このナイトクルーズも、本当に良い思い出です。
ロンドンの夜景はすばらしかった。
そして、私をびっくりさせてくれた船内でのアクティブなダンスに乾杯です!
旅行の感想
冒頭でも触れましたが、このイギリス旅行は8年位前のものです。なので、写真も古いものですが、私の紹介した場所は、今でもあまり変わらないと思いますので、雰囲気をお伝えするには足りるのではないかと思いました。
それしても、イギリスという国は、さすがというか、やはり大英帝国時代の名残を感じさせます。荘厳かつ重厚な教会等の建造物、世界中から集めた博物館の収蔵品等、みるべき価値のあるものばかりでした。
また、ストーンヘンジや、大英博物館のロゼッタ・ストーン等、小さいころから歴史の教科書や資料で、知識として知っていたものを直接見れたことは本当に感動でした。ほんと、実際に見ると感動しますよ。ぜひ、機会があれば行ってみてください。今は情報も沢山あると思いますし、スマホもあるから現地でもだいぶ助かりますよね。
ガイドブックも念のため載せておきますね。
なお、改めて思うのは、ヨーロッパ旅行はやはり時間と体力が必要ということですかね。当時は、よく思いつきで行ったな~、と自分の行動力(軽率さ)に関心します。
飛行ルートも、ロシア上空をぬけて、フランスに到着、そのあとイギリスに移動でしたが、日本からフランスまで12~13時間かかりますからね。ロシア上空からの景色は、ほんとに真っ白な地面だけで、いったいどこまで続くのか、、って感じでしたね。。ほんと体力が必要ですよ(笑)。
そして、海外旅行(特にヨーロッパ方面)は1週間は旅行期間をとらないと現地で楽しむ時間がほとんどないので、当然、長めの休暇が必要となりますが、社会人になると、1週間休めるのは、夏休み位でしょうか。
ただ、そんなときは当然需要が高いので、飛行機料金が高騰し、旅費も閑散期に比べて理不尽な位に増大します。。今年の10連休は、どうしようかな。。
GW10連休、空の旅高く
ホノルル 2倍以上の50万円 4月27日から10連休となるゴールデンウイーク(GW)の国際航空券が大幅に値上がりしている。通常のGWより休みが長いため、欧米など遠隔地が特に人気だ。人気の東京/大阪―ホノルル便の往復料金は例年の2倍以上。高値をみて予約を控える動きも出ている。
出典:日本経済新聞 電子版 2月12日 「GW10連休、空の旅高く」より引用
ならばと、旅費を安くするために閑散期に長期間休もうとすると、そんなときに限って仕事の方は繁忙期で、上司、同僚、そして部下からも、冷たい視線が。。
なので、長期の時間を要するヨーロッパやアメリカ旅行は、若いうち(できれば学生のうち)に行かれることをお勧めします!
私は、ほんとに思い付きでこの旅行に行きましたが、比較的若い?うちに、さっさと行動して本当に良かったです。やはり思い立った時が吉ですね。
なお、この旅行はツアーでしたが、卒業旅行で来たと言っていた女子大生さん達もいましたね。私は大学生のときには、卒業旅行なんて考えもしなかったですが、学生の時にしかできないことを計画的に実行するのは大事ですね~。
そして、余談ですが、イギリスは、現在EUから離脱するかもしれない状況です。もし離脱となれば、物価上昇等の国内経済の混乱をまねき、旅行費も増える可能性もあるかもしれませんね。今後どうなるのか。。
そして、さっそくこんな記事が。。このときはフランス経由で行ったのですが、もし、イギリスがEU離脱となれば、他のヨーロッパ国経由での入国手続きは、少し不便になる可能性もあるのかな、、物価も上がるかもしれないし、イギリスは早めに行ったほうが良いかも。。
英のFTA対象、貿易の1割に
合意なきEU離脱なら 7割から急減英国が欧州連合(EU)と合意なく離脱した場合、英国の貿易額に占める自由貿易協定(FTA)締結国などの割合が、現行の約7割から1割に届かない水準に急低下する見通しとなった。EUの貿易圏から離れるほか、EUを通じて結んだEU域外国との通商協定の結び直しが3月末の離脱に間に合わないためだ。貿易の停滞を通じ、減速感が漂う世界経済の波乱要因になる恐れもある。
出典:日本経済新聞 電子版 2月11日 「英のFTA対象、貿易の1割に」より引用
なんだか、ざっとした記事になってしまいましたが、イギリス旅行で体験した感動を、読んで頂いた方に少しでも伝える事ができていれば幸いです。
あと、再度になりますが、若い人には早めに海外を一度見ておくことをお勧めします。就職するとなかなか長期休暇はとれないですし、感性が若いうちの方が、行動力があり、吸収できることも多いと思いますので。
ただ、旅行時のリスク管理は十分慎重にしてください。慣れないうちは、私のようにツアーで参加する選択肢もありだと思います。