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【全経簿記試験 2級工業簿記】に独学で合格。難易度、合格率、試験時間、受験料、テキスト、問題集ついて。

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2級工業簿記(全国経理教育協会) 簿記・会計関連
この記事は約10分で読めます。

 

 この記事では、全国経理教育協会が実施している簿記試験の一つである2級工業簿記の難易度、合格率、勉強方法、使用テキスト等について書きますね。なお、以下の方に参考になるかもしれません。


  1. 簿記に興味のある方。
  2. 簿記学習の成果を気軽に試したい。
  3. 日商簿記試験以外の試験を知りたい。

 

どらねこ
どらねこ

2級工業簿記も合格したにゃ。

同僚
同僚
 

少しレベルが上がってきたね。

上司
上司

寄り道ばかりして。。


 私が、この試験を受験しようと思ったきっかけは、簿記試験の学習をしようと思った際に、たまたま全国経理教育協会(全経)のHPで見つけたことです。


 そもそも簿記試験は日本商工会議所が実施している日商簿記試験しか知らなかったのですが、全国経理教育協会でも実施していることがわかりました。


 しかも、かなり初級レベルからの試験があり、簿記学習を始めたばかりの初学者でも力試しができそうな感じでした。


 最近は、以前と比べて日商簿記の3級、2級難易度が増しているので、学習をはじめてから試験を受験するまでにそれなりの学習時間が必要になっています。


 特に2級は、昔は3週間ほど集中すれば合格できる、とか言われていたような記憶がありますが、今は数か月~半年の学習期間を要する難易度の高い内容になっています。


 それと比べると、全経簿記は初級レベルからの資格があり、また問題も非常に標準的な感じで、過去の問題に近い内容が出題されています。学習者に優しい感じです(笑)

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全国経理教育協会の簿記試験について

 

実施されている試験の区分

 
 
 全国経理教育協会で実施されている簿記試験は以下のようになっています。日商簿記との違いとしては、1級、2級は商業簿記、工業簿記を別々に受験ができる点です。

 
 全経簿記試験のように1つの資格にはなっていませんので、合格証も商業簿記、工業簿記で別々に発行されます。なので、学習の進度に応じて片方だけ受験することができます。

 
 難易度は上級が最も難しく、取得すると税理士試験の受験資格を得られるので、税理試験の受験資格を得るために受験される方もいるようですね。


 また、上級簿記試験以外は年に4回試験を実施しているので、学習の成果を試す機会は日商簿記よりもやや多い感じですね。
 

検定級 試験時間 実施時期
上級商業簿記/会計学 90分 2月、7月
上級工業簿記/原価計算 90分 2月、7月
1級商業簿記・会計学 90分 2月、5月、7月、11月
1級原価計算・工業簿記 90分 2月、5月、7月、11月 
2級商業簿記  90分 2月、5月、7月、11月 
2級工業簿記  90分 2月、5月、7月、11月
3級商業簿記  90分 2月、5月、7月、11月
基礎簿記会計  90分 2月、5月、7月、11月

参考全国経理教育協会 簿記検定受験要領

 

受験日・場所



 前述の通り年間を通して4回受験日があります(上級は2回)。最新の情報は以下で確認してください。場所は、全国経理教育協会が指定した全国各地の専門学校等です。

 簿記検定(全国経理教育協会)


 ただ、重要な注意点があります。日商簿記試験は最近ではコロナの影響があり抽選や先着順での申込になっていますが、通常は会場が満席で受験ができないということはありませんでした。

 
 しかし、全経簿記は会場数が少ないのか、会場の収容人数が少ないのか理由はわかりませんが、すぐに満席になってしまいます。

 
 場所によっては、なぜか申込初日に満席になっていることがあるので、受験しようと思われている方は、すぐに申し込むようにしましょう。
 

合格点


 
 合格点についてですが、100点を満点として70点以上が合格となります。ただし、上級は各科目の得点が40点以上で全4科目の合計得点が280点以上が合格となります。



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日商簿記と比較した難易度について


 
 日商簿記と全経簿記の難易度を比較すると以下のようになると思います。ただ、全経簿記の方が努力が報われる試験だと思いました。


 理由は全経簿記は過去問題と類似のものが繰り返し出題されているので、努力が報われやすいのですが、日商簿記は過去問とは異なる内容が出題される場合があるからです。

 
 特に現在の日商簿記2級は、最近試験が改定されて、以前は1級だった連結会計等の範囲も含まれるようになり非常に難易度が上がりました。


 しかも、予備校の講師も驚くほど難易度が高い問題が出題されたケースが何回かあり、その回の合格率が非常に低くなっています。

 
 なので、初学者の方で学習した成果をすぐに試したいという方には、私は全経簿記を受験することをお勧めします。


<難易度の比較> 
※同じ行にあるものが難易度が近いです。例)全経上級≒日商1級、全経1級≒日商2級

全経簿記 日商簿記
上級 1級
1級 2級
2級 3級
3級 該当なし
基礎簿記会計  該当なし



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2級工業簿記の難易度・合格率

 

難易度


 
 全経2級工業簿記の難易度ですが、日商簿記2級の工業簿記よりもかなり簡単です。


 なので、日商簿記2級用のテキストで、ざっと工業簿記の基本的な考え方を理解した後に、過去問題集を2回位やれば大丈夫です。


  後で紹介するテキストを十分学習した後に過去問を解くのは、時間がもったいないのでテキストをざっと読んだらすぐに過去問題集を解くようにしてください。


 日商簿記2級を受験する時に役に立つので、学習したことは決して無駄ではないですが、当面の目標である全経の2級工業簿記は、そこまでテキストを読み込む必要はありません。

 

合格率


 
 合格率は以下の通りです。合格率は高めです。時期によって受験者数が結構変動している点は、学生の受験が特定の月に集中しているのかもしれませんね。


<2級工業簿記の受験者数・合格率>

試験日 受験者 合格者 合格率(%)
令和2年7月 890 687 77.19
令和2年5月 105 79 75.24
令和2年2月 740 396 53.51
令和元年11月 1,109 670 60.41
令和元年7月 895 728 81.34
令和元年5月 341 202 59.24

引用:全国経理教育協会HPより

 

受験資格



 上級~基礎簿記会計すべてに関してですが、特に受験制限はありません。誰でも受験は可能です。これは日商簿記と同じですね。

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2級工業簿記の申込・勉強方法

 

受験申込み方法



 郵送・インターネットでの申し込みが可能です。全国経理教育協会のHPで申込します。以下を参照してください。

全国経理教育協会(検定申し込み)


 受験料は以下の通りです。全経は学生がメインで受験するためでしょうか、良心的な受験料ですね。

検定級 受験料
上級 7,800円
1級商業簿記・会計学 2,600円
1級原価計算・工業簿記 2,600円
2級商業簿記 2,200円
2級工業簿記 2,200円
3級商業簿記 2,000円
基礎簿記会計 1,600円

引用:全国経理教育協会HPより


 
 再度となりますが、この試験は申込があっという間に満席になります。試験会場も少なく、早めの申込みが必要なので注意してください。


 申込が遅れると会場が満席になってしまい、受験できなくなってしまいます。空いている会場は他県しかない、、というケースがありますので申し込みはお早めに。

 

勉強時間


 
 この試験受験時には簿記のレベルはそれなりにあったので、まったくゼロからの勉強時間は厳密には言えません。。


 ただ、全経2級工業簿記の試験は過去問とほぼ同じ形式で出題されます。なので過去問を何回か解けば合格点は取れます。


 なので、学習時間としては、初学者の方でも1日1~2時間の学習で、1~2ヵ月位で合格できると思います。

 
 また、工業簿記は、製品の原価の計算が主です。商業簿記よりも数字・計算的な要素が多く、イメージがしやすいため商業簿記よりも入り易いと思います。


 余談ですが、日商簿記の2級は、工業簿記の方は満点近く取れる問題なのに対して、商業簿記の方が非常に難しいです。


 配点も商業簿記が60点に対して工業簿記が40点で、合格点は70点です。なので、日商簿記2級の学習では、商業簿記での得点が非常に重要になります。

学習方法



 基本的には、日商簿記2級用のテキストを学習してから過去問を解くことになります。


 ただ、前述のように全経の2級工業簿記は、日商の2級工業簿記と比べると非常に簡単ですので、ざっと基本的な箇所を読んだら、すぐに全経の過去問題をやってみてください。
 
 おそらくですが、あまりの難易度の差異に驚くと思います(笑)

 
 また、100点満点のうち70点以上をとる必要がありますが、試験は過去問とほぼ同じ形式で出題されますので、過去問題集を何回か解けば大丈夫です。

 
 あと、簿記の試験で補足しておきたいのですが、表等の空白をうめる問題は、すべてが採点されているわけではありません。

 
 私も初めて簿記を学習したころに、この表の空白欄が全部正解していないと、0点になってしまうのでは、、と思っていました。

 
 実際はそうではなく、部分採点をしてくれます。ただ、工業簿記は商業簿記の残高試算表や精算表のような空白欄の多い表はなく、気が楽です(笑)


 過去問の解答を見ると採点対象の項目にチェックがついていると思いますので、どのような箇所が採点されるかがわかると思います。

 

2級工業簿記でお勧めの参考書


 
 参考書は、日商簿記2級用の工業簿記のテキストを使います。ただ、前述のように全経の2級工業簿記は、日商の2級工業簿記と比べると非常に簡単です。

 
 なので、テキストをざっと読んで工業簿記の基本的な考え方がわかったら、過去問題をすぐにやってみてください。日商簿記のテキストを完全に理解する必要はありません。



簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集 第3版


  
 タイトルを見ると、パブロフ流!?と思われるかもしれませんが、内容は非常に分かり易くてお勧めです。また、漫画も入っているので面白いですよ。

 
 また、この本の最大の特徴は、簿記の仕分けを順を追って書いてくれている事です。これは他の簿記のテキストにはなく、画期的な内容だと思います。


 商業簿記の学習の際に、この本にもっと早く出会っていれば、、と本当に思いましたね。工業簿記の方は初学者でも入り易いのですが、商業簿記は最初のテキストが肝心です。

 
 あと、著者の方は会計士の方なのですが、会計士の方が書く簿記のテキストは、簿記・会計の目的をすごく意識して伝えようとしている点が良いのですよね。
 
 
 また、初学者が最初に戸惑うのは、「減価償却」、「引当金」や「未払費用、未収収益、前払費用、前受収益」の経過勘定だと思いますが、理由・目的が分からないと理解が進まないと思います。


 その点、会計士は、このあたりが適正に計上されているかを精査するのが仕事なので、すごく意識しています。なので、「なぜ?、なんのため?」の説明が分かり易いです。


 なお、この方はご自身のHPで電卓の使い方や、最新の試験情報、勉強法等についても動画等で掲載しているので、学習に役立つと思います。

 
 パブログ簿記のHPはこちら

2級工業簿記で、お勧めの問題集


 2級工業簿記でお勧めの問題集は、全国経理教育協会がオンラインで販売している過去問題集を使います。


 以下の全国経理教育協会のHPから購入できます。価格も良心的ですね。

過去問題集(全国経理教育協会HP)


 前述の通り、全経簿記試験は過去問と近い問題が出題されますので、過去問題集を解き問題に慣れると合格し易いと思います。


受験本番での留意点



 受験本番での留意点は特にありませんが、電卓は忘れないようにしましょう。

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補足事項

 

合格証書



 合格証書は以下となります、参考までに。合格発表日にWeb上でPDFでダウンロードできますが、後日紙でも送付されてきます。なかなか立派な感じですよ。
 

全経簿記検定(2級工業簿記)合格証書



 今回は、全国経理教育協会の簿記試験の一つである2級工業簿記について書きました。本記事を読んで頂いた方の参考になれば幸いです。読んで頂いてありがとうございました。



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