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【消費税法能力検定試験3級】に独学で合格。難易度、合格率、試験時間、受験料、テキスト、問題集ついて。

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消費税法能力検定試験(全国経理教育協会) 簿記・会計士・販売士
この記事は約9分で読めます。

 


 この記事では、消費税法能力検定試験3級の難易度、合格率、勉強方法、使用テキスト等について書きますね。なお、以下の方に参考になるかもしれません。


  1. 税法関連の資格を知りたい方。
  2. 消費税法能力検定3級とは。
  3. 難易度や学習方法を知りたい。

 

どらねこ
どらねこ

税法関連の資格は珍しいにゃ。

同僚
同僚
 

これから税法を学習する人に役立つね。

上司
上司

税理士試験の学習前に受験すると良いかもね。


 私が、この試験を受験しようと思ったきっかけは、簿記試験の学習をしようと思った際に、たまたま全国経理教育協会(全経)のHPで見つけたことです。


 そもそも税法関連の資格は税理士しか知らなかったので、どんな試験なのか試しに受験してみることにしました。

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消費税法能力検定3級の試験について

 

消費税法能力検定3級について

 
 
 あまり知られていないかもしれませんが、消費税法能力検定は全国経理教育協会(全経)が実施している試験です。


 消費税の基本的な理解のためのレベルである会計処理時の消費税の取り扱いや企業の中堅経理担当者として税務署への書類作成などの税務処理ができる知識から実務での応用的税務処理など消費税に関する計算を問う検定試験です。

 税法のスペシャリストとして、税理士試験を受験しようとしている人にとっても格好の基礎学力の確認になるでしょう。

出典:公益社団法人 全国経理教育協会HP
http://www.zenkei.or.jp/exam/incometax



 なお、試験は1級から3級まで実施されていて、1級が一番難易度が高いです。試験内容は自分で解答用紙に記入する筆記試験方式になっています。(マークシート方式ではありません。)


 消費税法能力検定試験の級別の出題区分は、以下に記載がありますので参照してください。

級別の出題区分(全国経理教育協会HP)

受験日・場所



 年間を通して2回受験日があります。現在は、2月、10月のようですね。最新の情報は以下で確認してください。場所は、全国経理教育協会が指定した全国各地の専門学校です。

 消費税法能力検定(全国経理教育協会)



 なお、消費税法能力検定の試験時間は以下の通りです。3級は60分ですので、あっという間に試験は終わります。反射的に問題を解く感じですね。

検定級 試験時間
1級 13時00~(90分)
2級 9時00分(60分)
3級 13時00~(60分)

引用:全国経理教育協会HPより



合格点


 合格点についてですが、100点を満点として70点以上が合格となります。

合格率・難易度



 合格率は、以下の感じです。受験者数は少ないですが、合格率はかなり高めですね。受験者数が少ないのは認知度が低いのかもしれません。


 他の税法科目と比べても消費税法の合格率は高いですね。やはり内容が結構シンプルだからなのだと思います。初学者の方は、消費税から入ると良いかもです。


 ちなみに、私の成績は100点でした。ただ、合格した方は、ほぼ満点だとは思います(笑)


<3級の受験者数・合格率>

試験日 受験者 合格者 合格率(%)
2017年2月 413 398 96.37
2017年10月 477 462 96.86
2018年2月 465 449 96.56
2018年10月 639 624 97.65
2019年2月 633 613 96.84
2019年10月 824 799 96.97

引用:全国経理教育協会HPより


 なお、1~3級の最近(2019年10月実施)の受験者数・合格率は以下のようになります。

<1~3級の受験者数・合格率>

  1級 2級 3級
受験者数(人) 283 618 824
合格者数(人) 239 551 799
合格率(%) 84.45 89.16 96.97

引用:全国経理教育協会HPより



 合格率を見て頂くとわかると思いますが、難易度は低めです。私は試しに3級を受験してみましたが、覚えることも少なく簡単に合格できると思います。


 ただ、私は経理・財務での仕事の経験があり、簿記・会計・税法の知識はありました。なので、まったくの初学者だと、入門書で税法について少し理解する必要があると思います。


 税法で比較した試験の難易度は、「法人税法」≒「所得税法」>「消費税法」といった感じです。


 税理士試験でもそうですが、やはり「法人税」、「所得税」の難易度は他の科目よりも圧倒的に高いです。覚えることも多いですしね。


 その点、消費税法能力検定はかなり簡単だと思います。ただ、1問間違えると、あとの問題もすべて間違える危険性があるので、注意が必要ですが。

受験資格



 1~3級すべてに関してですが、特に受験制限はありません。誰でも受験は可能です。

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消費税法能力検定3級の申込・勉強方法

 

受験申込み方法



 郵送・インターネットでの申し込みが可能です。全国経理教育協会のHPで申込します。以下を参照してください。

全国経理教育協会(検定申し込み)


 受験料は以下の通りです。学生がメインで受験するためでしょうか、良心的な受験料ですね。

検定級 受験料
1級 2,700円
2級 2,200円
3級 1,800円

引用:全国経理教育協会HPより


 
 なお、注意事項ですが、この試験は申込があっという間に満席になります。試験会場も少なく、早めの申込みが必要なので注意してください。


 申込が遅れると会場が満席になってしまい、受験できなくなってしまいます。空いている会場は他県しかない、、というケースがありますので申し込みはお早めに。

 

勉強時間


 勉強期間は、おおよそ1週間です。学習時間は10時間位ですね。ただ、前述のように仕事でも経理・財務の業務を経験していますので、初学者の方はもう少し時間が必要だと思います。

学習方法



 基本的には、後述する問題集を繰り返せば合格できます。100点満点のうち70点以上をとる必要がありますが、試験は過去問とほぼ同じ形式で出題されますので、繰り返し過去問を解けば大丈夫です。


 先月受験した試験も、ほぼ過去問と同じ形式でしたので、基本的にはまじめに学習した人を合格させる試験なのだと思います。


 ただ、税法に関してまったくの初学者の方だと問題集だけでは理解ができないかもしれませんので、参考書も紹介しておきます。


 税法はちょっと特殊な考えがあって、無償で人に物やサービスを提供したり、販売しなくても自分で消費した分についても課税されたりしますので、最初はやや戸惑うかもしれません。


消費税法能力検定3級で、お勧めの入門書


これならわかる‼ 税法の基本 (これならわかる!!)


 
 税法は初学者が体系的に理解することがなかなか難しいです。しかも、よく入門書と書かれた本を見かけますが、なぜか分厚い本が多く、初学者にはお勧めできる本が少ない感じです。


 その点、この本はページ数は少なめですが要点をよく抑えていている良書です。しかも、本の構成が以下のように、「税の基本」+「各税法」となっていて、必要な箇所から読めます。

 

税法の基本(目次抜粋)
  • 第Ⅰ編:税の基本
  • 第Ⅱ編:所得税
  • 第Ⅲ編:法人税
  • 第Ⅳ編:相続税・贈与税
  • 第Ⅴ編:消費税
  • 参考資料①:わが国の税金の種類と課税対象
  • 参考資料②:税制の国際比較


 
 初学者の方は、第Ⅰ編を読めば税法についての理解が深まると思います。そして、あとは試験の対象になる科目(今回だと、消費税法)を読めば大丈夫だと思います。


 この本は全経の他の能力検定試験(法人税法、所得税法)でも使えますので重宝しますよ。

 

消費税法能力検定3級で、お勧めの問題集


 消費税法能力検定3級でお勧めの問題集は、全国経理教育協会がオンラインで販売している過去問題集がベストです。


 なんといっても、問題が毎年同じ形式で出題されていますからね。この問題集を2回繰り返せば十分だと思います。(毎年ほぼ同じ形式なので、過去問を解くだけで十分合格点に到達します。)


 そして、最も良い点は、どの解答欄が点数評価の対象になっているかがわかるようになっている点です。簿記試験も同様ですが、この試験は解答欄のすべてが点数評価されているわけではありません。


 例えばですが、解答用紙に5個の解答欄があったとしても、採点で利用されるのは、そのうちの1~2個だったりします。なので、どの解答欄が重要なのかをこの問題集で覚えるようにしてください。


 以下の全国経理教育協会のHPから購入できますので、参考までに。価格も良心的ですね。

 過去問題集(全国経理教育協会HP)


その他の教材

 
 本試験には必要はありませんが、もしこれから税法を本格的に学習されたい方のために参考書をあげておきますね。ただ、本試験の合格のためであれば全く必要はありません。


 この後、税理士試験を目指す方でも必須のものではありません。どちらかというとアカデミックな内容です。大学院等で使用する本ですかね。


 まず、「租税法」です。これは税法のバイブル的な著書です。税法を本格的に学んでいる方、アカデミックな組織にいる方々はほぼ知っている本です。


 私も購入していますが、これをすべて読み通すことはできていません。しかし、論文等を書く場合には必須の本ですね。


 ちなみに、すさまじい厚さです。毎年厚みが増えているのですが、それだけ税法の内容も複雑になり条文や判例も増えているということですね。。




 次も税法を学ぶ方であれば役立つ本です。過去の判例について詳しく書かれています。租税回避等の判例は読んでいて面白いですね。


 税法も万能ではなく、つねに過去の事例・判例をもとに改定されています。租税回避等は、まさにその典型ですね。


受験本番での留意点



 受験本番での留意点は特にありませんが、電卓は忘れないようにしましょう。簿記試験ほどは使いませんし、計算も簡単なものが多いですが電卓は必須です。


 消費税法は、法人税法や所得税法よりも覚える事が少ないですが、試験問題は最初の問題の解答を使って順に後の問題を解いていきますので、間違えないように注意してください。

 
 最初の一問を間違えると、後の解答もすべて間違えるので必ず見直しをしてください。あと大事なところは「みなし仕入率」を覚えること、「1,000円、100円単位の切り捨て」の計算ですね。


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補足事項

 

合格証



 合格証書は以下となります、参考までに。合格発表日にWeb上でPDFでダウンロードできます。後日、紙でも送付されるようですが。
 

 消費税法能力検定試験(合格証)



 今回は、全国経理教育協会の消費税法能力検定試験について書きました。本記事を読んで頂いた方の参考になれば幸いです。読んで頂いてありがとうございました。


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