受験して合格・取得した資格(2020年10月時点) 設備関連でお勧めの国家資格について

【第3種冷凍機械責任者】に独学で合格。難易度、合格率、過去問、講習等について。

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冷凍機械責任者 電気・設備関連
この記事は約14分で読めます。

 
 本記事では、第三種冷凍機械責任者試験について書きますね。なお、本記事は以下の方に参考になるかもしれません。冷凍機械の資格は実は意外に需要があり、取得しておいて損はない資格です。

 

  1. 第三種冷凍機械責任者の資格に興味がある。
  2. 第三種冷凍機械責任者試験の難易度は?
  3. 学習の方法やテキストは?



どらねこ
どらねこ

第三種冷凍機械責任者は、意外に需要があるにゃ~

同僚
同僚
 

巨大な冷凍室での仕事?

上司
上司

ガスの製造設備等でのニーズもあるわね。

 




 設備系の勉強に興味を覚えて、第二種電気工事士試験、2級ボイラー技士試験を無事に取得しましたが、どうやら他にも設備系の資格として、「第3種冷凍機械責任者」というものがあることを知りました。


 設備系の資格に馴染みのない方(私もそうでしたが)は、どんな資格なのかよくわからないと思いますが、高圧ガス製造設備の保安監督業務や高圧ガス保安責任者に必要な資格です。(私は巨大な冷蔵庫での仕事のイメージがありましたが。。)


 第1種から第3種までありますが、第3種がもっとも入門的な資格で取り扱える範囲も狭くなります。これは電気工事士やボイラー技士と同じですね。いずれも、1種が上位資格になります。


 なお、高圧ガス保安法では、一定規模の冷凍設備を設置している会社では、冷凍機械責任者の有資格者の中から冷凍保安責任者を選任し、都道府県知事に届け出る事を規定しています。


 なので、冷凍・冷蔵倉庫会社、大規模な空調設備施設、ガス製造・販売会社などで需要があるようですね。

 
 また、実際にビル管理会社に勤務している知人に聞いてみたところ、意外にも必要とされるシーンはあるようです。

 
 それに、設備系の資格は複数持っていた方が、求職の時にも有利なようですし、企業側の立場に立てば、広くできる資格や経験を持った人の方が良いですよね。


 なお、仕事ではまったくの畑違いであり、第3種冷凍機械責任者の知識は全くない状態で学習を開始しましたので、初学者の方にも参考になるのではないかと思います。


 ちなみに、高校の時には物理、化学を専攻してましたが、第3種冷凍機械責任者で何か役に立ったという感触はありません。(ですが真面目に学習された方は、やや有利です。)

 
 ただ、この資格を受験する時には、2級ボイラー技士の資格を取得しておりました。これは私の勝手なイメージですが、「ボイラーは、熱源を発生させて何かを温める」のに対して、「冷凍機械は、冷媒を使って何かを冷やす」ということなります。


 なので、まったく異なるようで、実は仕組み的には似ているのですよね。方向が異なるといえばよいのですかね、、

 
 身近な例でいうと、エアコンですかね。私も不思議でしたが、エアコンは、夏は涼しくできるし、冬は暖かくできます。


 つまり、「温める」、「冷やす」を同じ機械でできるのですよね、これよく考えると不思議ですよね。わたしだけかな?


  以下を見てみてください。ものを温める、冷やすはサイクルしています。なので、ボイラーの仕組や原理(ものを温める)の反対の向きのようなイメージなので、ボイラー試験の知識が役に立ったと思います。

 

冷房と暖房のしくみ

 エアコンは、液体が蒸発するときに周囲から多量の熱を奪う性質を利用して空気を冷やします。たとえば、注射をするときにアルコール消毒をしますが、消毒をした皮膚の部分がヒヤ~ット感じます。

 つまり、アルコールが蒸発するときに皮膚から熱を奪うためであり、これがものを冷やす原理といえます。

 逆に気体から液体になる時、多量の熱を放出します。これがものを暖める原理です。

 そして、この原理を利用し室内機と室外機の循環するパイプに冷媒という液体を循環させ、液体と気体の過程を繰り返して、空気を冷やします。

また、冷媒の流れを逆方向にすることで暖房を行うことができます。

        暖房のとき

        冷房のとき


 出典:三菱電機ビルテクノサービスHP ものしり博物館 より引用
 https://www.meltec.co.jp/museum/air/


 
 あと、試験には全く関係がなくほんと余談ですが、最近のエアコンの性能は本当に性能がよいみたいですね。


 技術者の方に聞きましたが、エアコンのエネルギー効率は他の機器に比べて非常に良いとか。難しいことはわかりませんが、数年前の時点で効率的には限界レベルに達しているようです。

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第3種冷凍機械責任者試験の概要

 

第3種冷凍機械責任者について


 まず、第3種冷凍機械責任者については、以下の通りです。1日の冷凍能力が300トン未満の製造施設というのはどれくらいなのでしょうか、、結構大きいイメージがありますよね。

国家資格の概要及び職務範囲

 高圧ガス製造保安責任者免状及び高圧ガス販売主任者免状は、次のように区分されており、これらの免状の交付を受けた方は、それぞれ定められた経験を有している場合に限り、事業所等の保安統括者等又は販売主任者に選任されて、その種類ごとに定められた範囲の職務を行うことができます。

・第一種冷凍機械責任者免状

 主に大型冷凍空調機器を備えている施設、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場等において、製造(冷凍)に係る保安の実務を含む統括的な業務を行う方に必要な資格で、全ての冷凍(1日の冷凍能力に制限はありません。)の製造施設に関する保安(冷媒ガスの種類の制限はありません。

 以下第二種冷凍機械責任者免状・第三種冷凍機械責任者免状においても同じです。)に携わることができます。

・第二種冷凍機械責任者免状

 主に中型冷凍空調機器を備えている施設、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場等において、製造(冷凍)に係る保安の実務を含む統括的な業務を行う方に必要な資格で、1日の冷凍能力が300トン未満の製造施設に関する保安に携わることができます。


・第三種冷凍機械責任者免状

 主に小型冷凍空調機器を備えている施設、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場等において、製造(冷凍)に係る保安の実務を含む統括的な業務を行う方に必要な資格で、1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設に関する保安に携わることができます。

出典:高圧ガス保安協会HPより引用
https://www.khk.or.jp/qualification/national_qualification/examination/examination_range.html

 

受験日・場所

  
 私が受験した日程は、以下の通りです。この試験は、なんと年1回しか受験機会がありません!要注意です!!


受験日:平成30年11月
受験地:某私立大学

合格点

 
 第三種冷凍機械責任者試験は、以下の内容から出題されます。

・法令:20問(60分)

・保安技術管理:15問(90分)

 

 なお、合格の条件ですが、それぞれの科目で60%以上を正解する必要があります。60%と聞くとなんとなくできそうな気がしませんか?(笑)。
 

合格率・難易度

 

 第三種冷凍機械責任者試験の過去の合格率は、以下の通りです。すみません、単年の情報しか協会にはUPされていませんでした。


 ただ、検索すると蓄積された情報をお持ちのサイトでは見れますよ。なんとなくですが、難化傾向にあるようですね。

 

受験年度    全科目受験者    科目免除者
平成30年              29.8%              85.0%

出典:出典:高圧ガス保安協会HP
http://shiken.khk.or.jp/shiken.html

 
 
 設備系の国家資格としては、結構合格率が低めで難易度がやや高い感じです。第二種電気工事士や2級ボイラー技士は50%以上位の合格率なので、結構厳しいですね。


 なお、驚異的な合格率(85%)の科目免除者ですが、これは協会が実施している講習(3日間)を受講(講習受講後に試験がありますが、これも合格率超高めです!)すると、保安技術管理の科目が免除されるためです。


 つまり、講習受講者は、法令のみの合格で資格が取得できます。なお、だれでも受講できますので、費用対効果で検討するものありだと思います。

 
 当然、費用は掛かりますが、それでも15,700円(インターネット申込の場合)です。


 この資格が仕事に直結するのであれば、こちらを選択するものありだと思います。合格率が85%ですから、真面目にやればほぼ合格ということだと思います(笑)。


 なお、この講習は年に2回実施(1種は年1回)されており、申込期間は、1月上旬と5月上旬になっていますのでご確認ください。ただ、いずれにしても資格取得のためには11月の試験を受験する必要はあります。


 高圧ガス保安協会の講習の日程を見る



①単体としての難易度評価

 経験や特殊な専門知識が必要なわけでもなく、高校で文系の方もまったく問題ありません。解答も選択式で論述等はありません。


 なので、やれば合格できます。しかし勉強しなければ確実に不合格になります。たぶん0点近くになりますね。あと、私の感触では、2級ボイラー技士試験よりも難しい感じがします。その理由は以下の点です。


・解答の選択肢が単純ではない。

 ボイラー試験では基本的には選択肢の一つを選択すればよかったですが(最近は複数正解を選択させる問題がありましたが、)、この試験では解答が一つとは限らず、複数の組み合わせ(パターン)の中から正しいものを選択させるような形式になっています。

次のイ、ロ、ハ、二の記述のうち、正しいものはどれか。

イ.冷凍装置の・・・
ロ.冷凍装置の・・・
ハ.圧力容器の耐圧試験・・・
二.圧力容器の耐圧試験・・・

(1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)ロ、ハ (4)ハ、二 (5)イ、ロ、ハ



 意地悪ですね(うそです)。なので、消去法でなんとか解答を探し出すという方法だけだと、正解が難しいです。


・計算式も一応頭に入れる必要がある。

 2級ボイラー試験では、計算式は覚える必要はありませんが、この試験だと、いくつかの計算式を知っているという前提で問われる問題が出てきます。(もちろん、計算そのものはしませんが。)


 そして、この冷凍というのが直感的につかみにくいのですよね、、なので、2級ボイラー試験より難しいです。 


②相対的な難易度

 これも、私見と偏見があるかもしれませんが、他の資格と相対的に見た難易度です。


 なお、二種電気工事は、筆記の問題は冷凍機械責任者よりも簡単に感じますが、そもそも解けるようになるまでの知識の積み上げに結構時間がかかるのと、実技試験を考慮しています。

 
 第二種電気工事士は合格率は高いですが、それはある程度の期間学習してきた工業高校、高専等の学生や、仕事等で必要な方々が多いので、それなりのレベルに達している人たちが受験しているからだと思います。


第二種電気工事士 > 第3種冷凍機械責任者 > 2級ボイラー技士  

 
 第三種冷凍機械責任者試験の内容は、2級ボイラー試験よりも難解な感じです。また、前述の通り、選択肢も複数のパターンから選ぶ形式なので、消去法ができないのですよね。


 そして、なりより危険物やボイラーの方が身近なので、感覚的にも理解がしやすい感じがします。

受験資格について


 特にありません。誰でも受験できます。ちなみにですが、第1種、第2種もいきなり受験することは可能です。しかし、第1種は大学レベルの知識が必要なようですね、、その分取得するといろいろメリットがありますが。

 なお、前述のように講習(3日間)の講習を受講すると(試験もある)、11月の試験では保安技術管理の科目が免除されて、法令のみの合格で資格が取得できます。この方が取得は容易となります。まあ、合格率からして一目瞭然ですね。 

 

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第3種冷凍機械責任者受験申込み・勉強方法

 

受験申込み方法


 インターネットでの申し込みが可能です。


 受付期間は8月中旬から9月上旬位までとなっています。受験料は、8,400円(インターネット受付は7,900円)です。

  
 高圧ガス保安協会のHPで申込む。


 


勉強時間


 勉強期間はだいたい、1ヵ月位だったと思います。合計で40時間位ですかね。ただ、正直勉強不足の感じでした。合格されたい方は、もっと時間をとって計画的に学習された方が良いです。


 冷凍機械の知識は全然なかったので、最初はテキストを大まかに、ざっと読む感じで勉強を始めました。細かい点はスルーです。これはボイラー技士試験の時と同じです。

  
 また、受験時に設備系の資格として、第二種電気工事士、2級ボイラー技士の資格を持っていました。


 直接的に何か役に立ったというわけではありませんが、前述のように、ボイラーの考え方は冷凍でも似たところがあります。まあ、「冷やす」は、「温める」の逆の方法と考えればよいですね(笑)。

学習方法


 基本的には、後述するテキスト、過去問題集をひたすら繰り返せば、合格できます。

 
 初学者の方は、テキストをざっと読んで、全体イメージをつかみ、もう1~2回テキストをゆっくり読んだあと、過去問題集を繰り返す感じです。


 ただ、繰り返しですが、ボイラー試験よりもやや難解な気がします。なお、使用したテキスト問題集は以下の通りです。

第3種冷凍機械責任者試験で使用したテキスト



トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト


 
 これは、良い本です。できだけ簡単に理解できるように文字も大きめで、図も多様しています。また、章ごとに確認問題があるので理解度の確認もできます。


 そして、初学者にとって非常に重要なことですが、パラパラと中身を見たときに、「これなら読み終える事ができそう!!!」思わせてくれることです。心理的閾値を下げてくるれる良書です。


 この試験は書籍が少ないないので、利用されている方も多いのではないでしょうか。ただ、これだけでは、ほぼ確実に落ちますので、以下の問題集が必要です。

第3種冷凍機械責任者試験で使用した問題集


第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 2019年版


 この問題集は合格には必須です。最新ものを購入して全部間違えずに解けるまで繰り返してください。


 テキストを読んだあとに、初めて問題集を解くと、何これ??という感じで、挫折感を味わうと思いますし、最初に解いたときに2級ボイラー試験の時と比べて、あまりにできないことに絶望するかもしれません(笑)。


 でも大丈夫です、
2回位やると、「あ、できるかも~」と思えてくると思います(笑)。


 なお、この問題集は、問題のすぐ下に解答が書かれていて、人によってはすぐ解答が見えてしまって困るという方もいるようですが、むしろすぐに回答を見るくらいで良いと思います。


 あまり考えるというような試験ではなく、読んで覚えることで得点に結びつくような感じです。


 1ページあたりの文字数もなんとなく多い感じがしますので、最初は、気楽に回答をすぐに見ながら進めた方が良いです。


 あとで振り返ると、ほんとコンパクトで易しい感じの本なのですが、最初は非常に難解な本に感じると思いますので。

受験本番での留意点


 第3種冷凍機械責任者試験は、午前(法令)と、午後(保安技術管理)に分かれているためお昼休みがあります。なので事前にお昼を用意した方が良いです。


 ちなみに私の会場(大学)では、建物内でお昼をとることができず、キャンパス内のフリースペースでしたが、休憩場所はほんとに早い者勝ちでした。


 食事を買いにコンビニ等に行っていると、場所がなくなるので事前に用意された方が良いです。しかも、11月なので寒かった!!まあ、近くの喫茶店とかマックで午後の試験の勉強をしつつ食事する方が良いかもですね。





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補足事項

 

受験理由


 私は、いずれ地元に戻ってのんびり仕事をしたいと思っていますので、設備系の資格を学習しようと思いました。


 また、会社でも総務部の人で設備系(電気、消防)の資格を持っている人がいて、主流ではないけど、できる人が少なくて、意外に重宝されていたのを見たのも理由の一つです。


 そして、最初は最も需要がありそうで、どこでも仕事ができそうな電気工事士の資格をめざして勉強を開始しました。まあ、地元の土地で太陽光パネルを自分で設置してみたいという妄想もありましたが(笑)。


 その際に、設備系の国家資格はいくつか主要なものがあり、まとめて取得した方が良いということを聞きました。


 当初聞いたときは、ビル管理4点セット資格(電気工事士、ボイラー、冷凍機械、危険物取扱者乙4)だったと思いますが、最近ですと、5点(これらに、消防設備士を加えたもの)ですかね。


 そして、勉強を始めて、第二種電気工事士、2級ボイラー技士に合格し、今回、第三種冷凍機械責任者試験を受験、合格できました。正直なところ、この資格が将来あまり役つかどうかはわかりませんが。。

合格証



 合格すると通知書が届きますが、申請すると以下のような免状が発行されます。


第3種冷凍機械責任者免状-1


 中は、こんな感じです。
 

第3種冷凍機械責任者免状-2
 

試験を終えて


 第三種冷凍機械責任者試験にも合格できてほっとしています。なんといっても、年に1回しか実施されないですからね!!! 


 また、正直なところ、ちょっと勉強不足のところがありましたので、午後の試験(保安技術管理)はぎりぎりかな、、という感じもありました。

 
 実は、問題集を2回位しかやらなかったのですよね、、後は昼休みに午後の試験開始ギリギリまで必死でやりました。。


 なので、「あ、できるかも、、」のレベルで受験したので、合格できたのは「運」の要素もあったと思います。これを読んで頂いた方へのアドバイスですが、問題集は3回はやったほうが良いと思います。



 


 
 とりあえず、ビル管理4点セット資格で、取得していないのは残り1つ。危険物乙4のみとなりました。




 危険物乙4は、ボイラー試験とも親和性がある(学習内容に重なる部分があることや、仕事でも両方保有していることが望ましい)ようなので、さっそく挑戦してみたいと思います。


 あとは、上位資格の第一種電気工事士、1級ボイラー技士、ですかね。これからも、いろいろ挑戦してみたいと思います。


 

 



 本記事では、第三種冷凍機械責任者試験の内容、難易度、学習方法等について書きました。読んで頂いてありがとうございました。


 


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