受験して合格・取得した資格(2020年10月時点) 設備関連でお勧めの国家資格について

【一級ボイラー技士】に独学で合格。難易度、合格率、過去問、試験日等について。

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ボイラー技士 電気・設備関連
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 この記事では、一級ボイラー技士の難易度、参考書、勉強方法、試験時の注意事項等について、ご紹介します。以下の方に参考になるかもしれません。


 なお、二級に合格されたら、知識を忘れないうちに早めに一級も受験することをお勧めします。1級は計算問題が出ますので、やや難しい感じもしますが難易度的にそれほど差はない感じです。

 

  1. 一級ボイラー技士の資格に興味のある方
  2. 一級ボイラー技士の難易度は?
  3. 学習の方法やテキストは?



どらねこ
どらねこ

一級は二級が少し難しくなった程度にゃ~。

同僚
同僚
 

一級の方が確かに聞こえも良いね。

上司
上司

二級に合格したら、すぐに一級も取るべきね。

 


 受験の動機ですが、二級ボイラー技士の免許を取得した際に、ボイラー協会の方が、どうせなら知識が薄れる前にすぐに一級も取得してください。その方が良いですよ。と言ってくれたことが理由です。これは確かにそうでした。


 なお、一級の資格を取得するには、2年間の実務経験が必要なのですが、一級ボイラーの試験を受験するだけなら二級ボイラー技士の免許があれば可能ですので、二級に合格された方はぜひチャレンジしてみてください。 

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一級ボイラー技士の受験概要

 

一級ボイラー技士について


 まず、一級ボイラー技士については、以下の通りです。結構でかいボイラーまで取り扱えますね。実技講習の講師の方(某大手製鉄会社の方)も発電設備でボイラー資格が必要とのことでしたが、一級でも対応できるようですね。
 

 ボイラー(小規模・小型ボイラーを除く。)は、ボイラー技士の免許を受けた者でなければ、取り扱うことができません。

 また、伝熱面積の合計が25㎡以上500㎡未満のボイラーを取り扱う作業(貫流ボイラーのみを取り扱う場合において、その伝熱面積の合計が500㎡以上のときを含む。)については、特級又は一級ボイラー技士免許を受けた者のうちからボイラー取扱作業主任者を選任することが必要です。

 一級ボイラー技士は大規模な工場や事務所・病院などのエネルギー源としてのボイラーを取り扱う重要な役割を担います。

出典:安全衛生技術試験協会HPより引用
https://www.exam.or.jp/exmn/H_shokai112.htm

 

受験日・場所

  
受験日:平成31年2月
受験地:関東安全衛生技術センター(千葉県市原市)※関東の方の場合。

合格点について

 
 一級ボイラー技士試験は、二級と同じ問題構成ですが、試験時間の配分が異なります。

・ボイラーの構造に関する知識:10問

・ボイラーの取扱いに関する知識:10問

・燃料及び燃焼に関する知識:10問

・関係法令:10問

 

 なお、二級と同様に、合格の条件は以下の通りです。最低点はプレッシャーにはなりますが、いずれにしても相対評価ではないので、真面目にやれば合格できます!

①総得点が、満点中60%以上の得点率
②各科目が、満点中40%以上の得点率


 全40問で6割(24問正解)取れれば合格ですが、各科目4割という足切りラインが設定されています。

 
 ある1科目で10問中3問以下しか正解できなければ、他の3科目で満点を取っても不合格となるので、まんべんなく学習する必要はあります。

 
 なお、前述のように試験本番では、2級のように3時間で終了するものではなく、次の時間構成となっています。結構長いです。

・午前(2時間)

ボイラーの構造に関する知識と、ボイラーの取扱いに関する知識の計20問。

・午後(2時間)

燃料及び燃焼に関する知識と関係法令の計20問。


上記のとおり、二級に比べると拘束時間が長いです。ですが、まじめに学習された方であれば、実際にはそれぞれ1時間もかからずに解答は完了すると思います。

合格率・難易度

 

 最近の一級ボイラー技士試験の過去の合格率は、以下の通りです。一級、二級ともに50%以上の合格率で、2人に1人は合格しているようですね。

 
 受験者数も、平成29年度は、一級が5,714人、2級が27,393人となっていますが、受験者は毎年減少傾向にあります。また、ここ、2年位は、一級の方が合格率が高いですね。

受験年度 1級ボイラー合格率 2級ボイラー合格率
平成25年              55.0%               58.0%
平成26年              58.1%               56.9%
平成27年              58.0%               60.4%
平成28年              60.7%               58.5%
平成29年              59.4%               57.0%

出典:安全衛生技術試験協会HP
https://www.exam.or.jp/exmn/H_gokakuritsu.htm

 
 国家資格としては、高い合格率です。また、私見ですが難易度は以下の感じです。


①単体としての難易度評価

 二級ボイラー技士を合格している人であれば、基本テキストと協会の過去問題を繰り返せば合格できるので、物理、化学を学習したことのない文系の人でも合格は十分可能です。計算問題も四則演算のレベルです。


 なので、やれば合格できます。しかし勉強しなければ確実に不合格になります。常識や感覚的なもので解ける問題ではありません。


 二級と比較すると、計算問題や少し細かい点が問われますが、難易度は実はあまり差異はないと思います。むしろ、最初に何も知識の無いところから二級ボイラー技士の知識を習得する時の方が大変だと思います。

 
 なので、繰返しですが二級を合格したらすぐに一級も合格めざして学習をすべきです。そのほうが効率が良いです。


 ちなみに私が受験した平成31年2月の試験では、計算問題がほとんど出題されていなかったような気がします。事前に結構詰め込んでいたので、残念だった印象があります。(ちょっとうろ覚えですが。)


②相対的な難易度

 これも、私見と偏見があるかもしれませんが、他の資格と相対的に見た難易度です。(電気工事士は、学科試験のみの難易度で考慮しています。)


第二種電気工事士 > 第三種冷凍機械 > 1級ボイラー ≧ 2級ボイラー

 
 これは、初学者がそれぞれの試験を受験した場合を想定した難易度です。


 電気工事士の試験は問題数が多く、一問あたりの重要度が低い(たしか2点)ので、ある程度ミスが許されるし、合格点も低め(60点位)でプレッシャーは低めです。40点(つまり20問)落として大丈夫なのです。


 ただ、基礎知識の習得に結構時間がかかります。文系の方が独学だけだと、電気工事士試験は挫折する可能性が大きいと思います。


 その点、第三種冷凍機械試験や、ボイラー試験は基礎知識の習得のための学習時間が少なくて済む印象を受けましたし、独学で合格は全然可能です。まあ、これは余談ですので、詳しくは別記事で書こうと思います。

受験資格について


 二級ボイラー技士免許を持っている人(試験合格、実技講習を受講して免許申請し取得した人)や、学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校等でボイラーに関する学科を修め卒業した者で、その後1年以上の実地修習を経たひと等ですね。その他いろいろあります。


一級ボイラー技士受験資格(安全衛生技術試験協会HP)を見る。


 なお、二級ボイラー技士試験免許をうけた後、2年以上ボイラー(小規模ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を取り扱った経験がある人、または、免許をうけた後、1年以上ボイラー取扱作業主任者としての経験がある者で、一級ボイラー技士免許試験に合格した人は、免許を取得できます。


 一般社団法人日本ボイラ協会のHPを見る。


 なので、私は今回は試験に合格しただけですので、免許を取得することは残念ながらできません。

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一級ボイラー技士試験の受験申込み・勉強方法

 

受験申込み方法


 二級ボイラー技士を受験された方であれば、ご存じだと思いますが、郵送か持参での申し込みになります。ただ、現地持参は非常に手間がかかる(関東安全衛生技術センターは人によっては、ほんとに遠いです、、)ので、郵送が基本です。

 
 受付は試験日の2ヵ月前から可能で、受付の締切は、試験日の14日前の消印までとなります。なお、試験料は6,800円です。
 

 また、二級のように試験は毎月のように開催されているわけでなく、年に7回位です。なので、二級よりは学習計画が必要になります。


 ただ、2ヵ月に1回位なのでそれほど気にする必要はないと思います。電気工事士(第一種:年1回、第二種:年2回)や、冷凍機械(年1回)のようにシビアではありません。
 
 
 そして、注意すべき事項ですが、受験資格が2級ボイラー技士の資格取得者の場合、免許証のコピーを添付すればよいのでは、と思われると思いますが、原本証明が必要です。社長、支店長等の職印・氏名で「原本と相違ないことを証明する」と記入してもらわないといけません。

 
 なので、現在の仕事はボイラーとは全く関係がないため、労働基準監督署に持参して、原本証明を受けました。(これは受験申請書に書いてあります。)


 まあ、普通に設備関連の仕事をされている方であらば、上長の方も、むしろ喜んで原本証明してくれるとは思いますが、私のようなに資格学習が好きな人や将来のために勉強しようと思っている方もいると思いますので、参考までに。


 ちなみに、労基署の窓口の方は丁寧にすぐ対応してくれました。私も労基署に行ったのは、これが初めてでしたので、最初は緊張しましたが(笑)。




勉強時間


 勉強期間はだいたい、1ヵ月位だったと思います。合計で30時間位ですかね。平日に少しと、週末の土日にまとめてやりました。


 ただ、受験の3ヶ月前に、二級ボイラー技士試験を受験に合格して、知識や試験内容について頭に残っていましたので、間をあけていたらもっと時間がかかっていたと思います。


 また、受験時には、1種電気工事士、2種電気工事士、第三種冷凍機械、危険物乙4の試験にも合格していましたので、燃料等、知識が役立つところもありました。

 
 設備系の資格は関連するものに関しては、一定期間内にまとめて学習した方が、学習内容が重複するところもあるので効率が良いと思います。


 特にボイラー試験と危険物乙4は燃料等の扱いのところで知識が役立つと思いますし、資格としても、ボイラーと危険物乙4は両方とも取得しておいた方が求職の時も有利なようです。(まあ、ボイラーには燃料が必要ですからね。)

学習方法


 二級ボイラー試験を合格された方を想定していますが、基本的には、協会の過去問題集をひたすら繰り返せば、合格できます。


 とはいえ、問題集だけだとつまずく可能性もありますので、テキストをざっと読んで、そのあと問題集を繰り返す感じです。使用したテキスト問題集は以下の通りです。

一級ボイラー技士試験試験で使用したテキスト



一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集


 これは、二級を受験する時にも使いました、非常に良い本です。これで基礎知識をざっと復習して、以下の1級用のテキストをざっと読みました。


 ただ、必須ではありません。問題集だけにしても大丈夫です。協会の教本も読みませんでした。ほんとは読んだ方が良いのでしょうけどね。

一級ボイラー技士試験で使用した補助テキスト



ラクラクわかる! 一級ボイラー技士試験 集中ゼミ(改訂2版)


一級ボイラー技士試験で使用した問題集



1級ボイラー技士試験公表問題解答解説〈2019年版〉平成27年後期~平成30年前期


 
 この問題集は合格には必須です。最新ものを購入して全部間違えずに解けるまで繰り返してください。文字が小さめで難しそうに見えるのと、1回目は結構解けないと思いますのでガッカリすると思いますが、3回位やるとほぼ完ぺきになると思います。大丈夫です!

受験本番での留意点


 
 関東の方は、ほとんどが千葉県市原市にある関東安全衛生技術センターでの試験になると思います。


 これが結構遠いのですよ、、しかも最寄りの駅の五井駅からはとても歩けません。。バスかタクシーになります。(ただ、当日は臨時のバスや乗合タクシーがあります。バスは片道360円。)

 
 なので、当然ですが朝寝坊をしないように気を付けてください。


 そして、最も大事なことですが、会場は近くにコンビニ等はまったくありません。本当にのんびりとした田舎でした。ゴルフの打ちっぱなしの練習場が近くにありましたが、、他には何もなかったと思います。。





 なので、一級の場合には試験が午前2時間と午後2時間それぞれあり、2級のように半日では終了しないので、お昼のお弁当等を忘れずに用意してください。


 自販機はあったかな、、でも水分補給用にペットボトルとか2本分位用意していった方が無難です。(私は水分補給が多いので、水筒を持っていきました。)


 なお、私が受験したのは、2月でしたが、会場は結構寒かったです。暖房もつけていたはずですが、、


 試験中は、あまり気にならないのですが、合格できる水準に達している(問題集をやっても、ほぼ全部確実に解ける状態)だと、午前の試験は1時間もかからずに解答が完了すると思います。


 そして、午後の試験までお昼休みを含めて1時間半以上の時間をもてあますのですが、休憩用の部屋が特に寒かったです。。


 でも、合格をさらに確実するためには、この長いお昼休みに、過去問題集で午後の試験内容をひたすら復習するのが効果的です。なので冬に受験の際には、温度調整ができる服装で行きましょう。


 夏は、、わかりません、、しかしこれまた暑そうな感じがします(笑)。行ってみるとわかりますが、結構広い部屋です。

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補足事項

 

受験理由


 私は、いずれ地元に戻ってのんびり仕事をしたいと思っていますので、設備系の資格を学習しようと思いました、また、会社でも総務部の人で設備系(電気、消防)の資格を持っている人がいて、主流ではないけど、できる人が少なくて、意外に重宝されていたのを見たのも理由の一つです。


 そして、最初は最も需要がありそうで、どこでも仕事ができそうな電気工事士の資格をめざして勉強を開始しました。まあ、太陽光パネルを自分で設置してみたいという妄想もありましたが(笑)。


 その際に、設備系の国家資格はいくつか主要なものがあり、まとめて取得した方が良いということを聞きました。


 そのとき知ったのは、設備系資格では、ビル管理4点セット資格(電気工事士、ボイラー、冷凍機械、危険物取扱者乙4)があるとうことでした。最近ですと、5点(これらに、消防設備士を加えたもの)ですかね。


 せっかくなので、集中して一定期間に取得してしまおうと思ったのも今回の受験の理由です。関連資格や、上位資格は記憶に残っている(鮮度が高い?)うちに勉強した方が効率がよさそうでしたので。


 そして、勉強を始めて、第二種電気工事士→二級ボイラー→第三種冷凍機械→危険物乙4→第一種電気工事士と合格し、今回一級ボイラー技士に無事に合格できた次第です。 

合格証


  合格証は以下のようになります。一級ボイラー技士は認定されるためには実務経験が必要なので、私はまた、合格通知書のみとなります。



1級ボイラー技士合格通知

試験を終えて


 
 今回、設備系の資格をいくつか取得して思ったことがあります。私が技術者だったころ、IT系の資格(情報処理やベンダー資格)を結構受験・取得していました。


 これらは、はやりの時は価値が高いのですが、時とともにその価値がなくなったり、更新が必要になったり、追加費用も必要です。(しかも結構高額です。)


 でも、今回のように設備系の資格は、国家資格なので、取得したら基本的にはずっと継続できること、そして、仕事するために必要(免許みたいなもの)なので、求職時にも有効であることなのですよね。


 IT資格を取得していたときは、国家資格は地味な印象しかありませんでしたが、実は結構手堅いものだと思いました。なお、取得した他の国家資格に関しては以下にまとめておりますので参考までに。




 なお、求人を見ると中高年でも意外に求人がありました。なので、この高齢化時代にも有効な資格だと思います。求職時のライフラインみたいな感じですかね(笑)。


 ただ、最近は年金の加入を70歳までに上げることを検討し始めたり、いろいろ不確定要素が多いですから、興味があれば学習するのもありかもしれません。


 


 設備系の資格であと取得していないのは、消防設備士ですが、これは、また機会があれば挑戦してみたいと思います。


 本記事は、1級ボイラー技士試験の内容、難易度、学習方法等について書きました。読んで頂いてありがとうございました。


 


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