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【読書】「資本家マインドセット」の感想。サラリーマンは300万円で小さな会社を買うべき?

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資本家マインドセット ビジネス・資格・投資
この記事は約6分で読めます。

 
 こんにちは。どらねこです。今日は、「資本家」について書かれた本を読みましたので感想や思ったことを書きますね。


 なお、以下の方に参考になるかもしれません。私を含め、サラリーマンの方には参考になる点が多いと思います。


 なお、著者の方は「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」の著者の方です。雑誌等で、本書をご存じの方も多いかもしれません。


  1. サラリーマンだけど、違う選択肢も考えたい。
  2. 事業継承、会社経営に興味がある。
  3. 少額で事業継承できる方法を知りたい。




どらねこ
どらねこ

久々に面白い本だった、俺も経営者になるにゃ~。

同僚
同僚

「資本家」は面白いかもにゃ~。

上司
上司

まあ、妄想はほどほどにね。 

 

 

  1. 著作名:資本家マインドセット
  2. 著者 :三戸 政和
  3. 出版社:株式会社幻冬舎
  4. 発行日:2019年4月10日(第1刷発行)

 

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この本を読んだ理由


 ある雑誌でこの方の記事を読んだことがあり、タイトルも「サラリーマンが小さな会社を買って経営する。」という感じの内容でした。


 ただ、記事では詳細までは書かれていなかったで、この方の著作で詳細まで読んでみたいと思いました。タイトルもインパクトがありましたからね。

 
 他の著書にも「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」というタイトルの本があるのですが、ほんとかな?と思い、根拠を確認してみたかったのですよね(笑)。

 
 あとは、著者の方が、「ソフトバンク・インベストメント」でベンチャー投資や、M&Aを経験されていたという点も興味がありました。


 なお、著者の方の経歴は以下の通りです。県議会議員も経験している等、結構多彩な経験をされていますね。

【著者略歴】三戸 政和(みと まさかず)

株式会社日本創生投資代表取締役CEO。1978年兵庫県生まれ。同志社大学卒業後、2005年ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)入社。ベンチャーキャピタリストとして日本やシンガポール、インドのファンドを担当し、ベンチャー投資や投資先にてM&A戦略、株式公開支援などを行う。

 2011年兵庫県会議員に当選し、行政改革を推進。2014年地元の加古川市長選挙に出馬するも落選。2016年日本創生投資を投資予算30億で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行っている。

 著書に「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」、「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい(会計編)」がある。

引用元:「資本家マインドセット」幻冬舎

 

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本の内容と感想


 会社


 読んでみたところ、「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」の意味と根拠が良く理解できましたし、著者のいう「資本家」の意味が良く分かります。


 私のように長年サラリーマンをやっていると、常識的な発想にとらわれることが多くなってくるのですが、いろいろな視点やその道の経験者の知見に触れると、新たな発見があっていいですね。今回も発見がありました。

 ちなみに、300万円だと、倒産寸前とか、簿外債務、特別な理由等があるのではないか、と疑うのが常識的な考えかもしれません。


 ただ、経営者の視点からすれば、たとえ優良企業であっても、「タダ」、あるいは「タダ同然」で売却したいという状況はありえます。


 例えば、「稼働している設備等の廃棄費用」、「従業員の解雇」など、会社、組織としてすでに動いているものを「解散」することによって多くのデメリット、損失が発生します。

 
 なので、「信頼できる人」、「実績のある人」であれば、むしろ「タダ」でも事業を引き継いでくれるだけで助かるという経営者もいるのだとか。そのあたりも、著者がよく説明してくれています。


 それにしても、先入観や視点の乏しさというのは恐ろしいですね、、本書を読むと自分の固定観念に気が付きました。まあ、これで一つ減りましたが(笑)。

 
 なお、「300万円以下で購入できる会社」等は以下のサイトから検索はできます。ものは試しで、一度見てみてください。見るのはタダです(笑)。


 バトンズ(Batonz)

 トランビ(TRANBI)
 

 ただ、現状はブルーオーシャンの市場とはいえ、最近は参入者が増えたことや、公開情報なので価格も上昇したり、玉石混交があるようですね。


 あと、本書で印象に残った箇所の一部を挙げておきますね。

 
 最近の中小企業の状況ですね、確かにM&Aや事業承継が話題になってますよね。取引としても活発化するのでしょうね。
 

 日本企業の3分の1が消える「大廃業時代」
日本の中小・零細企業の経営者はどんどん高齢化している。20年前は44歳だったのが、いまは66歳。中小・零細企業は日本全国におよそ380社あるが、日本経済新聞社の記事によれば、その社長のうち約245万人が70歳を超えているという。


 現在は、超低金利時代のため銀行から融資をうけるとしても有利でしょうね。
 

 いまは、「無担保・無保証」で会社が買える時代になりつつある。まだ個人保証を取る銀行が多いのも事実だが、昔と比べて、そこで生じるリスクはきわめて低い。「サラリーマンから資本家へ」の転身を図りたい人には、頼もしい風が吹いている。


 これが、「資本家」の大事なところですね。「起業家」のように、生み出す力はなくても、仕組み作り、業務改善等はサラリーマンの経験・知見が活きますね。

 新しい商品やサービスを生み出す能力と、それがうまく商売になる仕組みをつくる能力は別物だ。「イチ」は放っておけば1のままだが、やりようによっては5にも10にもなる。


 最後にですが、著者のコメントを載せておきますね。資本家も面白い気がしますが、サラリーマンをやりながら投資家になるのも良いかなとは思っています。

 私自身、ほんの数年前までは、いちサラリーマンだった。だが、多くの優れた資本家と出会い、さまざまな実体験を通じて、「資本家マインドセット」を体得し、資本家の仲間入りをした。完璧ではないが、「好きなことを、好きな人と、好きなようにやる」人生を歩めるようになってきた。

 そんな「資本家マインドセット」を、「このままサラリーマンをやっていていいのだろうか?」という不安や問題意識を持つ人たちとぜひシャアしたい。そう思って書いたのがこの本だ。

 さらばサラリーマン。ようこそ資本家の世界へ。


 
 今回、ご紹介した本は、こちらです。


 なお、以下の本も面白いです。ホリエモンも推薦してますね。


 会計的なエッセンスも知りたい方には、以下もお勧めです。「簿記」が苦手・退屈だった方には、新しい発見があるかも。


 
 今回は、「資本家」についての本の感想を書きました。読んで頂いた方にとって、何か参考になることがあれば幸いです。読んで頂いてありがとうございました。